#4 修行その2

昨晩は何も食べずに寝たので、起きたらすぐ朝食へ。ホテルで朝食を食べれるのはありがたいのですが、イタリアのホテルの朝食って、大体野菜(葉っぱ)がないんですよね。グリーンピースをついとり過ぎてしまいますf^_^;)

さあ今日は貞夫さんのセッション。メンバーは渡辺貞夫(alto sax)、タイガー大越(trumpet, flugelhorn)、Luca Pissaviniルカ・ピッサヴィーニ(bass)、Cristiano Vailatiクリスチアーノ・ヴァイラティ(drums)、そして私の5人。貞夫さんとタイガーさんの2ホーンなんて滅多にありません。だからこそ格好良く決めたいのですが、さてどうなりますか…。

今日も本番前にスタジオでリハーサルです。リズム隊に若干の不安はあるものの、良く知っている貞夫さんの曲が中心なので昨日よりはリラックス出来ます。昨日はタイガーさん、今日は貞夫さんを見ていて、バンドリーダーはどうあるべきかというのが大変勉強になっています。特に今回の様なしんどい状況の中、見極めを誤ると大変なんですが、その辺りが野生のカンなのか場数なのか非常に的確なんです。与えられた状況の中で最良の結果を得るために迷いのないリーダーというのは頼もしいですね。

さて会場は昨日と違い屋内のホール的と言うか体育館的と言うか、そんな感じのところです。微妙にステージの床が客席に向かって傾いているんですが、まあ些細な事です。あれ?昨日のPAエンジニアがステージ脇にいるなぁ、モニターやるのかなぁ?………後で聞いて超絶ビックリしたんですが、昨日のPAシステムが昨晩車ごと盗まれたという事です。当然昨日よりショボいPA(ステージ脇の小さなPAが全てだったんです)でノーサウンドチェック。エンジニアも涙目で「俺たちもインプロバイズしながらやるしかないよ…。」みたいな事を言ってました。

イタリア人にも修行キターーー!!!(((o(*゚▽゚*)o)))

照明もあるんだかないんだか…。演奏中にいきなり全体が明るくなったり暗くなったり、もう中学校の学園祭みたいです。しかし始まってしまえば終わるんです。色々信じられない状況の中、何とか終了しました。終始リズム隊がすがる様な目でこちらを見ていたのが段々とボディーブローのように面白くなってきて…、イタリア人だって大変なんです。曲のエンディングは私をガン見してましたからね。お陰で国が変われど司令塔の道を行く自信が少し着きましたf^_^;)

夢の3ショット。願わくば環境の良い時にもう一度演ってみたいものです。

お世辞にも格好良くとは行きませんでしたが、私の参加するプログラムは全て終了しました。…という事は…

修行オワッター!♪───O(≧∇≦)O────♪

終演後は貞夫さん、タイガー夫妻と打ち上げパーティー。やっとまともなイタリアンを食べた気がします。ともかくこの重責を果たせた安堵感でいっぱいです。

次回は最終回。旅を総括しつつ自宅に戻るまでが遠足です、の#5へ続きます。

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