column 005 2001 渡辺貞夫 Asia Tour

 もう1つ今回の旅で楽しかったのは、地元のライブハウスに飛び入りで参加した事です。台湾の台北でパーカッションのスティーブに連れられて行ったライブハウスでは、最後には貞夫バンドが乗っ取ってしまったような勢いでした。特に、ンゴマ・マカンバが凄かった。ダルーがボンゴを叩いたのだが、ボンゴってこんなに凄い音したっけ?という程の圧倒的なパフォーマンス。音色、リズムすべてに世界最高水準の素晴らしい演奏でした。お客さんと一体になって大いに盛り上がった楽しい夜になりました。

 クアラルンプールのライブハウスでセッション中、インド人系のパーカッショニストが突如乱入。あまりの我が道の行きっぷりに納さんも困惑の色を隠せません。しかしこんなハプニングがあるから楽しいのです。ここでもピアノを弾きました。楽しかったなあ…。

 貞夫さんとンゴマ・マカンバが共演するステージはこれからもあると思いますので、是非聞いてほしいですね。マシンのビートでは絶対に表現し得ない、その素晴らしい躍動感のあるリズムを是非体感してほしいと思います。
 
 およそ2週間のツアーでしたが、本当に楽しい旅でした。さすがに最後は日本酒が飲みたい!と思いましたが、食べ物からその国の文化を垣間見たり、音楽によって言語を超えたコミニュケーション、まさに世界共通語であるところの音楽を感じる事の出来る素晴らしい旅でした。そしてアジアツアーが終わったばかりだと言うのに、11月中旬からなんとヨーロッパツアー!また色々あると思いますのでお楽しみに!

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