column 009 2003 渡辺貞夫 イタリアツアー日記

 次の開催地はジェノバから東へ33Km、ポルトフィーノという小さな入江にあるリゾート地で行なわれました。ペーパークラフトのようなカラフルな建物と沢山のヨットが、何とも言えぬ雰囲気を醸し出しています。かつては小さな漁村だったこの地も、今ではその隠れ家的存在の故、欧米の有名人に愛されるリゾートになり、とりわけ船遊びの基地として賑わっているそうです。どうやらお金持ちがいっぱい居るみたいで、この狭い場所に一流ブランドのショップがずらーっとあるし、リストランテも1人最低1万なんぼかかるらしい。船遊びと言ってもヨットというより超豪華クルーザーなんかがあったりして、お金持が週末にやってきて、船上でめくるめくパーティーをしてるって感じですかねー。

 いやー凄い。お金ってある所にはあるもんです。それは置いといて…、この入江を背にステージが組まれ、観客はステージを見ると入江にあるヨットや、さらに奥にある小高い丘の上の古城までもがセットの様に見えるという、素晴らしいロケーションです。下の写真は貞夫さんとデュオの曲を演奏しているところです。コンサートの間、満月がこれも演出か?と思うほど抜群の位置にあって、偶然とは言えとても良い感じです。

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