column 011「CHINITA」レコーディング

 全国の皆さん!お待たせしました。ついに私のファーストソロアルバムが完成しました。タイトルは“CHINITA”(チニタ)、アイヌ語で“夢”を意味します。およそ2年半前から目黒のブルースアレイジャパンで始めた私のピアノトリオですが、やっと形になりました。本当に嬉しいです。

鶴谷 智生(drums) 小野塚 晃(piano) 納 浩一(bass)

 実は今年に入ってから、このアルバムレコーディングの為に色々動いていたのですが、鶴谷さんも納さんも多忙を極める超売れっ子ミュージシャンという事もあり、スケジュールの調整は大変でした。色々あって最終的に決まった日取りは6月16,17日の2日間だけ。ジャズのアルバムでは珍しい事ではないのですが、はじめてのソロアルバムで全曲オリジナル、やるからには丁寧にやりたいし自分の気に入ったピアノを弾きたいし…、本当に納得する物が出来るのだろうか?…という心配も取り越し苦労でした。いやー本当にお二人の集中力は素晴らしい!ほとんどの曲が3テイクまでで、中にはファーストテイクOKというのもありました。そんなお二人の演奏にも助けられ、無事2日間で9曲を録り終える事が出来ました。これで勢いがついたのか6月19,20日の2日間でミックスダウンが終了、6月28日にはマスタリングまで終了してしまいました。何だか拍子抜けするほどあっという間に完成してしまったのです。そしてジャケットなどパッケージのデザインも完成して、めでたく10月10日の発売となりました。インターネットとライブ会場のみという販売形態ではありますが、どうぞ宜しくお願いします。
 
 そして忘れてはならないのは今回使用したベヒシュタインのC-232というピアノです。自分の気に入ったピアノでレコーディング出来たのは本当に幸せでした。次のページでピアノの紹介と、レコーディング風景などをお伝えしたいと思います。

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