column 012 渡辺貞夫アジアツアー ミャンマーバガンの旅

 一晩開けてコンサート当日は快晴!我々の泊まったバガン・ティリピセヤ・サクラ・ホテルは元々政府の迎賓館として使われていたと言うだけあって素晴らしいロケーションです。

 今回のコンサートの為に作られた特設野外ステージです。音響機材などは首都のヤンゴンから20時間以上かけて車で運んだそうです。バックには雄大なイラワジ川が流れています。

 今回、ミャンマーの子供達が貞夫さんの曲を日本語で2曲歌うので学校へ練習しに行きました。まずは音でみんなに挨拶。子供達、いい顔してますね。歌の伴奏の為ステージで使うデジタルピアノを運び込んだのですが、なんと停電中で使えませんでした。日本の電力事情に慣れているとびっくりする事かもしれませんが、ここでは当たり前の事です。最後の10分になって停電が解消したので少しだけ演奏する事が出来ましたが…。聞くところによると、ここでは音楽の授業というものは無いようです。ましてや自宅でCDやカセットテープを聴ける子供もいないだろうし、何せ日本語ですからね。頑張って歌っている子供達を見ていると、こちらがジーンときちゃいます。
 
 まだまだ学校に行けない子供達がたくさんいるということですが、こうした状況を改善するべく頑張っている人達もたくさんいます。この子供達が大人になった頃にはミャンマーという国も大きく変わっているかもしれません。

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