column 016 3rd. Solo Album「Kanto〜大空へ〜」

風の記憶

 風は不思議です。そよそよと吹く風に忘れていた記憶が急によみがえる事があります。風は過去にも未来にも繋がって吹いているのかもしれません。
 
 本当はだれかに歌ってほしいくらいなんですが、とにかく歌モノが書きたくて出来たボサノバです。穏やかな風のように優しくベヒシュタインを弾きました。マエストロのギターも良い感じです。

Party Jam

 キャンプって不思議なんですが、初めて出会った人達と大宴会になる事があります。お互いの事は詳しく知らなくても楽しくコミニュケーションするのは楽器のジャムセッションと似ている気がします。他人を引き立てつつ自分の話も楽しく語れる人達と一緒だと音楽だって宴会だって楽しいのです。
 
 ライブで盛り上がれる楽しい曲が欲しいなぁと思っていたらこんな曲が出来ました。ジャンベやマリンバの音も入っていてちょっとアフリカンテイストでもあります。難しい事は忘れて、さあ盛り上がるぞ!

Fist Bump

 フィストバンプとはゲンコツの手をぶつける挨拶のことです。楽器を演奏することの面白さ、格好良さが出ればと思って書いた曲です。それぞれのソロ、演奏者の息使いに耳を傾けて下さい。
 
 私の曲は3拍子が多いのですがこの曲もそうです。3拍子のジャズファンクですね。ライブでは熱く燃えたいと思います。

Mauve

 モーブ (仏語 mauve) は、薄く灰色がかった紫色で、マゼンタよりも灰色・青みが強い。「薄い青」とされる野草の多くは、実際にはモーブ色である。”mauve” は葵、とくにゼニアオイ (malva) の意のフランス語である。ただし、西欧に昔からあった色の固有名ではなく、1856年に発明され後に「モーブ」と命名された紫色の合成染料の色を表す色名である。

Wikipediaより

 妖しさが際立つこの曲はアルバム中一番エレクトリックなトラックです。LoopはAddictive Drums2を使用して打ち込みました。鶴谷さんのドラムがグルーヴィーですね。シンセベースの上で歌う納師匠のフレットレスベースもクールです。

The Winds Of Change

DIMENSION「24」に収録
 東日本大震災の後すぐに出来た曲なのですが、多分何かが降りてきたんでしょうね。メロディーが頭に浮かんでからあっという間に出来ました。今回はピアノとシンセだけでドラマチックにアルバムの最後を飾ります。
 
 未曾有の大災害、事故から4年以上たった今も風はなかなか変わりません。厳しい現状や多くの難題に心が痛みますが、人々の力、未来の可能性を信じて共に歩んで行きたいと思います。そして全ての人々の元に、心地良い優しい風が吹くことを願っております。

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